DIYで木工をしていると、「なんか削れなくなってきたな?」と思う瞬間があります。
原因はたいてい刃の切れ味が落ちていること。
のみやかんなは切れ味が命。
研いであげると作業効率も仕上がりも見違えるように良くなります。
今回は、初心者でもできる刃研ぎの基本と砥石選びのコツ、そして角度の目安まで、やさしく解説します。
なぜ研ぎが必要なのか?
新品ののみ・かんなは鋭いですが、木材を削るたびに少しずつ刃が丸くなります。
切れない刃を無理に使うと…
- 木材がささくれる
- 力が必要になり、ケガのリスクが上がる
- 作業効率が落ちる
つまり、「研ぎ」を覚えるとDIYの質が一気にアップします。
砥石の種類と選び方
砥石は大きく分けて3種類あります。
1. 荒砥石(#200〜#600)
- 刃欠けや大きな丸まりを修正するときに使用
- 刃がかなり鈍っているときや、欠けてしまったときに便利
2. 中砥石(#800〜#1200)
- 日常の研ぎ直し用
- 刃をきれいに整えて切れ味を戻すのに最適
- DIY初心者はまず中砥石から始めると良い
3. 仕上げ砥石(#3000〜#8000)
- 刃先を鏡面仕上げにして、抜群の切れ味に
- かんなの仕上げ削りにこだわる人向け
初心者は中砥石だけでもOK。
余裕があれば仕上げ砥石を追加するとさらに快適です。
研ぎ角度の基本
刃を砥石に当てる角度はとても大切です。
角度が狂うと切れなくなったり、刃が弱くなります。
- のみ:約25〜30度
- かんな:約28〜30度
📌 ポイント:
角度がブレないように、手首ではなく肘や肩を使って前後に動かすと安定します。
研ぎ方の手順
- 砥石を水に浸す(数分〜10分程度)
- 刃を砥石に当てて角度を決める
- 前後に動かして研ぐ
- 均一に刃全体が砥石に当たるように
- 刃先にバリ(薄い金属のめくれ)が出るまで研ぐ
- 裏側を軽く研いでバリを取る
- 必要なら仕上げ砥石で鏡面仕上げ
初心者がやりがちな失敗と対策
✔ 角度が一定にならない
→ 研ぎガイドを使うと安定する
✔ 刃が丸まる
→ 砥石全体を使わず、同じ場所ばかり研いでいる
砥石を平らに保つため、面直し砥石も用意すると良い
✔ 時間がかかりすぎる
→ 荒砥石から使えば早く整えられる
メンテナンスと保管
- 砥石は使ったら水洗いして乾かす
- 砥石面は定期的に面直しをして平らを保つ
- 刃物は研いだあと、防錆油を薄く塗って保管
工具の保管については工具・材料の正しい保管方法(湿気・サビ対策)も参考にどうぞ。
研ぎをマスターするとDIYがもっと楽しい
刃研ぎは最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、
一度コツを掴むと「切れる刃で作業する快感」がクセになります。
のみやかんなの扱いに慣れてきたら、
※木材加工の基礎 や のみ(鑿)の基本と正しい使い方も合わせて読んで、
木工の精度をどんどん上げていきましょう。



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