石膏ボードの壁穴をきれいに塞ぐ完全ガイド|補修の基本と失敗しない直し方

DIYノウハウ

壁にぽっかり空いた穴を見ると、「賃貸なのに…」「どう直せばいいんだ…」と焦ってしまう人が多いはずです。

でも安心してください。石膏ボードの補修は、一見むずかしそうに見えても、実は手順さえ押さえれば誰でもきれいに仕上げられる作業なんです。

私自身、電工資格の実務で石膏ボードを扱うことが多く、配線作業などで穴を開けたあとに原状回復する機会も多いんですが、経験を重ねるほど「正しい手順を守るだけで失敗しない」ということを実感します。

今回は、私が普段やっている“実務レベルの補修手順”を、DIY初心者でも再現できるようにやさしくまとめました。穴の大きさによって補修の方法は少し変わりますが、基本の流れは共通です。

焦らず、順番どおりやっていけば、補修した跡がほとんどわからない仕上がりになりますよ。


石膏ボード壁の穴補修は誰でもできる?まずは基本を押さえよう

石膏ボードは“紙+石膏”でできているので、衝撃に弱く、ちょっと強く当たっただけでも表面がへこんだり、内部の石膏が割れて穴になったりします。

でもその反面、加工がしやすく、パテがよくなじむ素材でもあるので、補修作業は決してむずかしくありません。


まず知っておきたいのは、「穴の大きさによって必要な作業が変わる」という点です。

小さなピン穴やネジ跡ならパテだけでOKですが、3cm以上の穴になると、下地となる板を入れて“補修ベース”を作る必要があります。

ここを間違えると、パテが沈んだり乾燥時に割れてしまったりするので、まずは穴のサイズを冷静に判断しましょう。

道具は特別なものは必要ありません。カッター、パテ、パテベラ、紙やすり、補修用の下地板、そして場合によっては塗料があれば十分です。

「DIYっぽい工具がないと無理なのでは…?」と不安になるかもですが、ほとんど100均〜ホームセンターで揃います。


【STEP1】穴の大きさをチェックして補修方法を選ぶ

● 小さい穴(ピン穴・ネジ穴)

ピンや細いビスの跡は、パテを押し込んで乾燥後にヤスリがけすればほぼ完璧に消せます。仕上げに軽く塗装すれば跡はほとんど見えません。

● 中サイズ(1〜3cmくらい)

指先が入るくらいの穴は、周囲の紙が割れていることが多いので、まず“ささくれ部”をきれいに除去します。そのうえで、メッシュシートを貼ってパテ埋めする方法が定番です。

● 大きな穴(こぶしくらい)

ここまで大きくなると、石膏ボードそのものを“面として再構築”する必要があります。穴を四角に切り直し、下地板を入れて補修用パッチを作る方法が一番きれいに仕上がります。

大きい穴ほど慎重な作業が必要ですが、慣れれば作業の工程数が増えるだけで、むずかしさに大きな差はありません。


【STEP2】穴の周りを整えて補修下地をつくる

補修の出来を決めるのは、この“下準備”の工程です。
穴の周りに紙が破れて残っていると、パテがうまく乗らず、仕上げ面で凸凹が出やすくなります。カッターで飛び出した部分をやさしく切り取って、表面をなだらかにしていきましょう。

大きめの穴の場合は、「一度、穴を広げる」ことで補修がきれいに仕上がることが多いです。

これは意外かもしれませんが、変形した穴を無理に埋めるより、整った四角形に切り直すほうが、あとから下地板を入れたりパッチを作るのが楽で、仕上がりも美しくなります。

下地板は、穴より少し大きめの板を石膏ボードの奥に差し込み、ビスやボンドで固定します。これで強い“面”ができるので、上からパッチを貼っても沈まず、割れにくくなるというわけです。


【STEP3】パテ埋めで穴を塞ぐ手順をやさしく解説

ここからいよいよパテ埋めです。
石膏ボード用のパテは乾燥が早いものが多いので、手際よく作業するときれいに仕上がります。

  1. パテを穴にしっかり押し込む
  2. パテベラで表面を平らにならす
  3. 完全に乾燥するまで放置(数時間〜一晩)
  4. 紙やすりで面を整える

乾燥時にパテが“痩せて”少しへこむことがありますが、これは一度ではなく二度盛りにすることで解消できます。焦らず乾燥→ヤスリ→再パテの流れを繰り返すのがコツです。


【STEP4】壁をきれいに仕上げるための最終処理

パテがしっかり乾燥したら、面を本仕上げします。
紙やすりで軽く撫でるように表面を整え、元の壁の“質感”に近づけていきます。大切なのは力加減で、削りすぎると逆に凹んでしまいます。

最後に塗装ですが、完全一致で色を合わせるのは意外とむずかしいです。市販の「壁補修用の白」は若干色が違うことがあるので、周囲との境目が目立たないように“ぼかし塗り”を意識すると仕上がりが自然になります。


よくある失敗とその防ぎ方

● パテが割れる

乾燥前に触ってしまう、厚盛りしすぎ、下地が不安定 ― この3つが原因です。しっかり乾燥を待つのが正解。

● 仕上げが凹む

パテの“痩せ”なので、二度盛りを基本にしましょう。

● 色が合わない

小範囲のぼかし塗りを意識すれば違和感が出にくくなります。

● 後から凹凸が浮き出る

下地処理が足りていないパターン。ささくれ残しはNGです。


石膏ボード補修に役立つDIYノウハウまとめ(内部リンク)

石膏ボードの補修は、じっくり手順を踏めば必ずきれいに仕上がります。作業中に「穴がうまく広がらない」「工具の使い方が不安」などの悩みが出たら、以下の記事も参考にしてみてください。

どれも今回の作業と相性がよく、補修の「精度」を上げてくれる内容です。


まとめ:壁穴の補修は手順さえ守ればきれいに仕上がる

石膏ボードの穴補修は、道具も作業スペースも最小限で済む作業です。大切なのは、焦らずに“下準備→パテ→乾燥→仕上げ”の流れを守ること。

とくに下地作りと乾燥時間をしっかり取るだけで、仕上がりに大きな差が出ます。


今回の手順をひとつずつこなしていけば、補修跡がほとんどわからない仕上がりも十分可能です。
ぜひ挑戦してみてください。

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