DIYで電気配線をするときに欠かせないのが圧着ペンチです。
コンセント交換やスイッチ増設、LED照明の取り付けなどで「端子がうまく固定できない」「抜けてしまった…」と悩んだ経験、ありませんか?
圧着ペンチはただ握ればいい道具ではありません。
正しいサイズ選びと手順を守ることで、配線のトラブルを防ぎ、安全な仕上がりにできます。
この記事では、初心者向けに圧着ペンチの基本、失敗しない使い方、選び方のポイントを解説します。
圧着ペンチとは?
圧着ペンチは、電線と端子(スリーブ)を強くかしめて固定するための工具です。
電気工事だけでなく、DIYで家の照明・コンセントをいじるときにも必須。
- 電線が抜けないように固定
- 通電不良を防ぐ
- 作業の安全性を高める
電気系のDIYをやるなら、まずは1本持っておきたい工具のひとつです。
もし「電気工事ってどこまでDIYでやっていいの?」と迷ったら、家のDIYするなら電気工事士2種は取っておこうの記事も参考に。
圧着ペンチの種類と選び方
圧着ペンチにはいくつか種類があります。DIYなら以下を押さえておきましょう。
- 裸圧着端子用(リングスリーブ用)
→ 配線工事の基本。VVFケーブルや屋内配線でよく使います。 - 絶縁被覆付圧着端子用
→ クルマやバイク、電子工作に便利。赤・青・黄の端子に対応。 - ラチェット式圧着ペンチ
→ 一定の圧力で確実にかしめられる。失敗が少ないのでおすすめ。
初心者ならラチェット式を選ぶと安心です。握り込むと自動的に適切な力で止まるので、かしめ不足や握りすぎを防げます。
正しい使い方の手順
- 電線を剥く
・電工ナイフやストリッパーで適切な長さだけ被覆をむく
・芯線を傷つけないよう注意 - 端子を差し込む
・芯線が奥まで入っているか確認
・必要なら軽くねじって形を整える - 圧着する
・ペンチの規定サイズの位置にセット
・ハンドルを奥まで握り切る(途中で止めない)
・ラチェット式なら「カチッ」と解除音がするまで握る - 仕上げ確認
・端子を軽く引っ張って抜けないかチェック
・芯線が見えすぎていないか確認
この工程を守るだけで、接触不良や抜け落ちのトラブルをかなり減らせます。
よくある失敗と対策
✔ 被覆を剥きすぎる
→ 芯線がむき出しになり、ショートや感電の危険。必要な長さだけ剥きましょう。
✔ かしめ不足
→ 緩んで接触不良になる。ラチェット式を使うか、握り切るまでしっかり圧着。
✔ 間違ったサイズのダイスで圧着
→ 端子が潰れすぎたり、緩んだりする原因に。端子の色とダイスの色を必ず合わせる。
安全対策については作業時のケガを防ぐための注意点の記事で詳しく解説しています。
圧着ペンチを長く使うためのメンテナンス
- 使用後は汚れや油分を拭き取る
- ヒンジ部分に潤滑油を差して動きをスムーズに
- 湿気の少ない場所に保管(工具・材料の正しい保管方法(湿気・サビ対策)参照)
まとめ
圧着ペンチは、DIYで電気作業を安全に行うための必須アイテム。
正しいサイズ選びと圧着手順を守れば、初心者でもしっかりした接続ができます。
- 端子の種類とペンチの規格を合わせる
- ラチェット式ならかしめ不足を防げる
- 仕上げチェックを必ず行う
慣れてくると、配線作業が一気にスピードアップしますよ。
まずは基本の使い方をマスターして、失敗ゼロを目指しましょう!



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